VRM 1.0のファイルを読み込む機能を追加しました。テストもつけています。

大きな変更点としては

• VRM 1.0の構造体(VRM1.swift)を追加しました。
• VRMLoaderにgenericsのload()を追加しました。(利用方法は後述)
• VRM 1.0のVRMC_vrm, VRMC_node_constraint, VRMC_springBone, VRMC_materials_mtoonの読み込みを追加しています。

今回のPull Requestでは対応していない部分は以下の通りです。

• VRM Animation(VRMC_vrm_animation, .vrmaファイル)の読み込み
• VRM 1.0ファイルをSceneKitでレンダリングする機能

また、テストにあたってVRM 1.0のモデルをテストのAssetに入れています。モデルは下記URLからダウンロードしました。
https://github.com/vrm-c/vrm-specification/tree/master/samples/Seed-san

再配布可能で商用利用も可能だと書かれていたので問題ないとは思いますが、念の為ご確認ください。

次に新しいload()について説明します。
従来の実装は下記の通りです。

let vrm = try VRMLoader().load(withURL: url)

新しいload()を使うと下記の通りになります。

// load VRM 0.x file.
let vrm: VRM = try VRMLoader().load<VRM>(withURL: url)

// load VRM 1.0 file.
let vrm: VRM1 = try VRMLoader().load<VRM1>(withURL: url)

VRM2.0, VRM 3.0などが出た際も構造体を定義してload<VRM2>(withURL: url)と使うことができます。互換性のためにgenericsを使わないload()も残しています。VRMファイルのバージョンによらず、常にVRM 0.xとしてパースします。

let vrm = try VRMLoader().load(withURL: url)