九州産業大学理工学部下川研用の学会発表ポスターテンプレートです。A0サイズの学会ポスター作成に最適化されたテンプレートで、tikzposterを使用した美しいレイアウトを提供します。

• A0サイズ対応: 学会発表用の標準的なポスターサイズ
• tikzposterベース: 柔軟なブロックレイアウトシステム
• 日本語完全対応: LuaLaTeX + luatexjaで最適化
• 自動PDF生成: プルリクエスト時にPDFプレビューを自動作成
• カスタマイズ可能: 複数のテーマとブロックスタイルから選択
• 縦向き・横向き: レイアウト変更が容易

├── a0poster.tex       # メインポスター文書（tikzposter形式）
└── .github/workflows/ # 自動ビルド設定

以下のソフトウェアがインストール済みであること：

1. Docker Desktop - LaTeX 環境の実行に必要
2. GitHub Desktop - リポジトリ管理・同期に必要
3. GitHub CLI (gh) - リポジトリ作成スクリプトの実行に必要
   • インストール方法

GitHub CLI の認証を完了してください：

gh auth login

注意: gh コマンドが見つからない場合は インストール方法 を参照してください。

thesis-management-toolsの自動セットアップスクリプトを使用：

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/smkwlab/thesis-management-tools/main/create-repo/setup.sh)" bash poster

実行手順:

1. 上記コマンドを実行（macOS のターミナルまたは Windows の WSL 内）
2. 学籍番号・ポスター名を入力
3. 自動でリポジトリ作成・セットアップ完了（リポジトリ名: 学籍番号-ポスター名）

INDIVIDUAL_MODE=true /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/smkwlab/thesis-management-tools/main/create-repo/setup.sh)" bash poster

実行手順:

1. 上記コマンドを実行（macOS のターミナルまたは Windows の WSL 内）
2. ポスター名を入力
3. 自動でリポジトリ作成・セットアップ完了（リポジトリ名: ポスター名）

1. このテンプレートから新しいリポジトリを作成
2. 下記手順でポスター作成を開始

a0poster.tex を編集してポスターを作成：

• タイトル設定: \title{}, \author{}, \institute{}
• ブロック追加: \block{タイトル}{内容}でセクション作成
• レイアウト: \begin{columns} でカラムレイアウト

• 自動生成: プッシュ時に自動でPDFが生成
• 確認方法: GitHub Actionsタブで状況確認
• ダウンロード: Artifactsから生成PDFを取得

# LuaLaTeXでコンパイル（推奨）
lualatex a0poster.tex

# または一括処理
latexmk a0poster.tex

a0poster.tex を編集してポスターを作成：

\documentclass[25pt, a0paper, portrait]{tikzposter}
\usepackage{luatexja}
\usepackage{luatexja-fontspec}

\usetheme{Simple}
\useblockstyle{Slide}

\title{ポスタータイトル}
\author{著者名}
\institute{所属機関}

\begin{document}

\maketitle

\begin{columns}
    \column{0.5} % 左カラム（幅50%）

    \block{研究背景}{
        研究の背景や動機を記述...
    }

    \block{研究目的}{
        研究の目的を明確に...
    }

    \column{0.5} % 右カラム（幅50%）

    \block{研究手法}{
        使用した手法の説明...
    }

    \block{結果と考察}{
        得られた結果と考察...
    }

\end{columns}

\end{document}

利用可能なテーマ (\usetheme{}で指定):

\usetheme{Simple}   % シンプルでクリーン（デフォルト）
\usetheme{Minimal}  % 最小限の装飾
\usetheme{Basic}    % 伝統的なアカデミックスタイル
\usetheme{Autumn}   % 暖色系のカラフルなデザイン
\usetheme{Desert}   % 砂漠をイメージした色合い

ブロックスタイル (\useblockstyle{}で指定):

\useblockstyle{Slide}    % モダンなプレゼンスタイル（デフォルト）
\useblockstyle{Minimal}  % シンプルなブロック
\useblockstyle{Basic}    % 伝統的な枠線付き
\useblockstyle{Default}  % 標準のtikzposterスタイル

縦向き（portrait）から横向き（landscape）への変更:

% 縦向き（デフォルト）
\documentclass[25pt, a0paper, portrait]{tikzposter}

% 横向き
\documentclass[25pt, a0paper, landscape]{tikzposter}

カラム数の調整:

% 2カラム（50%ずつ）
\begin{columns}
    \column{0.5}  % 左カラム
    \column{0.5}  % 右カラム
\end{columns}

% 3カラム
\begin{columns}
    \column{0.33}  % 左
    \column{0.33}  % 中央
    \column{0.33}  % 右
\end{columns}

% 非対称レイアウト（40% + 60%）
\begin{columns}
    \column{0.4}
    \column{0.6}
\end{columns}

図の挿入:

\block{実験結果}{
    \begin{tikzfigure}[実験データのグラフ]
        \includegraphics[width=0.8\linewidth]{figure.pdf}
    \end{tikzfigure}
}

数式:

\block{数理モデル}{
    提案手法は以下の式で表される：
    \begin{equation}
        f(x) = \sum_{i=1}^{n} w_i x_i + b
    \end{equation}
}

箇条書き:

\block{研究の特徴}{
    \begin{itemize}
        \item 高速な処理アルゴリズム
        \item 高精度な予測モデル
        \item スケーラブルな実装
    \end{itemize}
}

表の作成:

\block{実験結果の比較}{
    \begin{tabular}{|l|c|c|}
    \hline
    手法 & 精度 & 処理時間 \\
    \hline
    提案手法 & 95.2\% & 1.2秒 \\
    既存手法 & 89.7\% & 3.5秒 \\
    \hline
    \end{tabular}
}

VS Code でファイル保存時に下記の latexmk が実行される 開発環境での確認用：

# latexmk使用（推奨）
latexmk a0poster.tex

# lualatex使用（個別実行の場合）
lualatex a0poster.tex

# クリーンアップ
latexmk -c

GitHub Actionsにより以下のタイミングで自動的にPDFが生成される。

プルリクエスト時（プレビュー）:

1. ブランチを作成して変更をコミット
2. プルリクエストを作成
3. 自動的にPDFが生成され、ActionsのArtifactsからダウンロード可能
4. レビュー・修正のサイクルが効率化

mainブランチへのプッシュ時:

• 自動的にPDFをビルドして検証
• エラーがある場合はActionsログで確認可能

タグ作成時（正式リリース）:

git tag v1.0.0
git push origin v1.0.0

• 自動的にGitHubリリースが作成
• 完成版PDFがリリースに添付
• 学会提出前の最終版管理に最適

• 学会発表ポスター: 国内・国際学会での研究発表
• 研究室紹介ポスター: オープンキャンパスや研究室見学
• 研究成果ポスター: 学内発表会や研究報告会
• プロジェクト紹介: 研究プロジェクトの概要説明

• TeXLive 2025: 最新の日本語LaTeX環境
• LuaLaTeX: Unicode対応の最新LaTeXエンジン
• tikzposter: 学術ポスター専用ドキュメントクラス
• luatexja: 日本語フォント最適化

• 用紙サイズ: A0 (841mm × 1189mm)
• フォントサイズ: 25pt（視認性重視）
• レイアウト: ブロックベースの柔軟な配置
• カラー: テーマごとに最適化された配色

• 依存関係更新: TeXLive環境の自動更新チェック
• PDF生成: プッシュ時の自動ビルド
• アーティファクト管理: プレビュー版と正式版の自動管理

.github/workflows/latex-build.yml の files パラメータを編集：

files: a0poster, another-poster

デフォルトでは a0poster.tex のみビルドされます。

% A0サイズ（デフォルト）
\documentclass[25pt, a0paper, portrait]{tikzposter}

% A1サイズ
\documentclass[25pt, a1paper, portrait]{tikzposter}

% A2サイズ
\documentclass[25pt, a2paper, portrait]{tikzposter}

1. GitHub Actionsのログを確認
2. ローカル環境での構文チェック
3. 文字エンコーディング（UTF-8）の確認
4. LuaLaTeXの使用を確認（pLaTeX/upLaTeXではビルドできません）

1. .tex ファイル名が files パラメータと一致しているか確認
2. ファイルの構文エラーがないか確認
3. GitHub Actionsの実行権限を確認

1. 文字エンコーディングがUTF-8であることを確認
2. \usepackage{luatexja} の記述確認
3. LuaLaTeXエンジンの使用を確認

1. カラム幅の合計が1.0を超えていないか確認
2. ブロック内のコンテンツサイズを調整
3. フォントサイズを調整（documentclassのオプション）

• 視認性: 3メートル離れても読めるフォントサイズ
• シンプル: 情報を詰め込みすぎない
• 視覚要素: グラフや図を効果的に使用
• カラー: 統一感のある配色を選択

1. タイトル: 研究内容が一目で分かるタイトル
2. 背景: 研究の動機と重要性
3. 目的: 何を明らかにするか
4. 手法: どのように研究したか
5. 結果: 何が分かったか（図表中心）
6. 結論: 研究の意義と今後の展望

• LaTeX環境構築ガイド
• 論文執筆テンプレート
• tikzposter公式ドキュメント
• 下川研究室

このテンプレートは研究・教育目的での利用を想定しています。