このリポジトリは、N-Air アプリケーション用のネイティブ依存関係(obs-studio-node 関連)を管理するためのツールです。
このツールは以下の機能を提供します:
- Streamlabs Desktop の指定バージョンから
repositories.jsonを自動取得・更新 - ネイティブモジュールのダウンロード(現在はダウンロード処理をコメントアウト)
- OBS Studio Node のワークフローファイルから LibOBSVersion などの環境変数を抽出
- リリースノート用のマークダウン表を自動生成
- パッケージの依存関係情報を出力
# 依存関係をインストール
npm install# 特定のバージョンを指定(推奨)
npm run build v1.19.6
# バージョンを指定しない場合(streamlabs-version.txt から読み取り)
npm run buildツールを実行すると以下の情報が出力されます:
- アップロード先の案内: GitHub Releases へのアップロード先 URL
- package.json の更新案内: N-Air プロジェクト用の依存関係設定
- リリースノート: Markdown 表形式でのライブラリバージョン一覧
- LibOBSVersion: OBS Studio のバージョン情報
使用する Streamlabs Desktop のバージョンを記録するファイルです。 コマンドライン引数でバージョンを指定した場合、このファイルが自動更新されます。
ネイティブモジュールのリポジトリ情報を含む設定ファイルです。 Streamlabs Desktop の指定バージョンから自動的にダウンロード・更新されます。
取得元: https://github.com/streamlabs/desktop/blob/{バージョン}/scripts/repositories.json
形式例:
{
"root": [
{
"name": "obs-studio-node",
"url": "https://s3-us-west-2.amazonaws.com/obsstudionodes3.streamlabs.com/",
"archive": "osn-[VERSION]-release-[OS][ARCH].tar.gz",
"version": "0.25.56",
"win64": true,
"osx": true
}
]
}Streamlabs Desktop リリースページ で最新バージョンを確認します。
# 最新バージョンを指定して実行
npm run build v1.19.6-
タグの作成
# obs-studio-node のバージョンに基づいてタグを作成 # 例: obs-studio-node が 0.25.56 の場合 git tag osn0.25.56 git push origin osn0.25.56
-
GitHub リリースページでリリース作成
- n-air-app/native-deps/releases にアクセス
- 「Draft a new release」をクリック
- 作成したタグを選択
- ツールの出力に含まれるリリースノート用マークダウンをコピーして使用
-
バイナリファイルのアップロード
distディレクトリ内のファイルをリリースページにアップロード- すべてのファイルをアップロード後に「Publish release」で公開
ツールの出力に表示される依存関係の記述を N-Air プロジェクトの package.json に反映します:
{
"dependencies": {
"obs-studio-node": "https://github.com/n-air-app/native-deps/releases/download/osn0.25.56/obs-studio-node-0.25.56-release-win64.tar.gz"
}
}基本的に Streamlabs Desktop で正式リリースされたバージョンのみを対象とします。
以下のような場合に N-Air での依存関係更新を検討します:
-
OBS Studio のメジャー・マイナーバージョンアップ
LibOBSVersionの変更を確認- 互換性に影響する可能性がある変更
-
obs-studio-node の重要な修正
- セキュリティ修正
- クリティカルなバグ修正
- N-Air で使用する機能に関する改善
-
依存ライブラリの重要な更新
- セキュリティ上の脆弱性の修正
- パフォーマンスの大幅な改善
-
情報収集
npm run build v1.19.6 # 新しいバージョンを指定 -
変更内容の確認
- 出力される
LibOBSVersionや各ライブラリのバージョンを確認 - 前回のリリースと比較して変更点を把握
- 出力される
-
影響範囲の評価
- N-Air で使用している機能への影響を評価
- 必要に応じて N-Air 側での対応も検討
-
テスト実施
- N-Air での動作確認
- 問題がないことを確認後にリリース
- 指定したバージョンが存在するかを確認
- インターネット接続を確認
- GitHub の API 制限に達していないかを確認
streamlabs-version.txtファイルが正しく作成されているかを確認- コマンドライン引数の形式が正しいかを確認(例:
v1.19.6)