Coordinates

LatLng クラス

google.maps.LatLng クラス

LatLng は、地理座標(緯度と経度)の点です。

  • 緯度は -90 ~ 90 度の範囲になります。この範囲外の値は、[-90, 90] の範囲に収まるように修正されます。つまり、指定された値が -90 より小さい場合は、-90 に設定されます。値が 90 より大きい場合は、90 に設定されます。
  • 経度は -180~180 度の範囲になります。この範囲以外の値は、範囲内に収まるように変換されます。たとえば、値 -190 は 170 に変換されます。値 190 は -170 に変換されます。これは、経度が地球を囲んでいることを反映しています。
デフォルトの地図投影法では、経度は地図の x 座標に、緯度は y 座標に関連付けられますが、緯度座標は常に最初に記述され、その後に経度が続きます。
LatLng の座標は変更できません。別のポイントを計算する場合は、新しいポイントを作成する必要があります。

LatLng オブジェクトを受け取るほとんどのメソッドは LatLngLiteral オブジェクトも受け取るため、次の 2 つは同等です。

 map.setCenter(new google.maps.LatLng(-34, 151));
map.setCenter({lat: -34, lng: 151});

コンストラクタは、LatLngLiteral オブジェクトと LatLng オブジェクトも受け入れます。LatLng インスタンスがコンストラクタに渡されると、コピーが作成されます。

コンストラクタの呼び出しは次のとおりです。

 new google.maps.LatLng(-34, 151);
new google.maps.LatLng(-34, 151, true);
new google.maps.LatLng({lat: -34, lng: 151});
new google.maps.LatLng({lat: -34, lng: 151}, true);
new google.maps.LatLng(new google.maps.LatLng(-34, 151));
new google.maps.LatLng(new google.maps.LatLng(-34, 151), true);

const {LatLng} = await google.maps.importLibrary("core") を呼び出してアクセスします。
Maps JavaScript API のライブラリをご覧ください。

LatLng
LatLng(latOrLatLngOrLatLngLiteral[, lngOrNoClampNoWrap, noClampNoWrap])
パラメータ: 
  • latOrLatLngOrLatLngLiteralnumber|LatLngLiteral|LatLng
  • lngOrNoClampNoWrapnumber|boolean optional
  • noClampNoWrapboolean optional
地理的なポイントを表す LatLng オブジェクトを作成します。緯度は [-90, 90] の範囲内の度数で指定します。経度は [-180, 180) の範囲内の度数で指定します。この範囲外の値を有効にするには、noClampNoWraptrue に設定します。緯度と経度の順序に注意してください。
equals
equals(other)
パラメータ: 
戻り値:  boolean
比較関数。
lat
lat()
パラメータ: なし
戻り値:  number
緯度を度数で返します。
lng
lng()
パラメータ: なし
戻り値:  number
経度を度数で返します。
toJSON
toJSON()
パラメータ: なし
戻り値:  LatLngLiteral
JSON 表現に変換します。この関数は JSON.stringify を介して使用することを想定しています。
toString
toString()
パラメータ: なし
戻り値:  string
文字列表現に変換します。
toUrlValue
toUrlValue([precision])
パラメータ: 
  • precisionnumber optional
戻り値:  string
この LatLng の「緯度,経度」形式の文字列を返します。lat/lng 値はデフォルトで小数第 6 位に丸めます。

LatLngLiteral インターフェース

google.maps.LatLngLiteral インターフェース

便宜上、多くの場所で LatLng オブジェクトの代わりにオブジェクト リテラルを使用できます。これらは、Maps API が検出したときに LatLng オブジェクトに変換されます。

例:

 map.setCenter({lat: -34, lng: 151});
new google.maps.Marker({position: {lat: -34, lng: 151}, map: map});

Geometry ライブラリでは LatLng オブジェクト リテラルはサポートされていません。

lat
タイプ:  number
緯度。値は [-90, 90] の範囲に収められます。つまり、指定された値が -90 より小さい場合は、-90 に設定されます。値が 90 より大きい場合は、90 に設定されます。
lng
タイプ:  number
経度。範囲 [-180, 180] 外の値は、範囲内に収まるように変換されます。たとえば、値 -190 は 170 に変換されます。値 190 は -170 に変換されます。これは、経度が地球を囲んでいることを反映しています。

LatLngBounds クラス

google.maps.LatLngBounds クラス

LatLngBounds インスタンスは、経度 180 度の子午線を横切るものを含め、地理座標の長方形を表します。

const {LatLngBounds} = await google.maps.importLibrary("core") を呼び出してアクセスします。
Maps JavaScript API のライブラリをご覧ください。